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日本猿1

日本猿2

作者:小松英夫、日本猿

動物造形の第一人者。
無駄のない構造、リアルな造形に加えて、
丁寧な折り図による再現性の高さも特徴。


今回は日本猿。
小松氏の数ある作品群の中で、
日本猿を一番初めに紹介するのは、
多分珍しいことではないか。

サルではなくて「ニホンザル」な
雰囲気が伝わってくる。

顔と臀部が色分けされるので、
24㎝の普通折り紙を使用した。

普通の折り紙で難なく折れるのも、
紙に過度の負担が無いわけだから、
特徴といえるかもしれない。


手元にある紙は洋紙ばかりで、
表裏同色。

そんな紙で折ったらもったいない。

ちなみに、小松氏の初の作品集が、
早ければ年内に発売される。

この一冊で動物園ができる。
愛好家必携の一冊になる。

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カブトムシ
作者:前川淳、カブトムシ

『本格折り紙 入門から上級まで』より。

昆虫戦争のきっかけの一つとなった
「翔ぶカブトムシ」。

いまやいろんな昆虫が「翔ぶ」ことになったけど、
その先駆け。

昆虫の羽まで表現しようと思いつく発想が凄い。
(それを表現する技術があるのももちろん凄い)。

過去に折り図が発表されたけど、
腹部など細部に違いが見られる。


手元に、17.5㎝の紙しかなかったので、
それを使ったのだけど、
大きめの紙なら、普通の折り紙でも無理なく折れる。

神谷ライオン1

神谷ライオン2

作者:神谷哲史、ライオン。

現代の折り紙界の最先端をいく天才。
「神の手」を持つ男。
空想動物や昆虫を得意とするが、
様々な分野をこなす。
TVチャンピオン4連覇中。
表現力が凄まじい。


今年のコンベンションでは、
なぜかライオンが流行った。

今回の折り図集の「目玉」のひとつは
神谷ライオン。

私は15㎝折りの専門家じゃないけど、
今回は15㎝の普通折り紙でためし折り。

東洋大学でのコンベンションの
空き時間に作成。

ひとつはいつもお世話になってる方に
あげてしまったので、
写真は2つ目に折ったもの。

ライオンはやはりたてがみに
作者の主張があらわれる。


ピンセットも爪楊枝も持ち合わせていなかったし、
これ以上表現しようとすると破けそう。

これより小さい紙で折るのは無理かな。


いずれ大きな紙で仕上げて、
飾れるようにしたい。


納得できる出来栄えだったら、
いずれここで。

宮島パンダ1

宮島パンダ2

作者:宮島登、パンダ。


誰が名づけたか知らないけど、
折紙四天王のひとり。

「折り紙的」な動物造形に特徴がある。

代表作「マンモス」もいずれここで取り上げたいけど、
今回は新作のパンダ。

先日のコンベンションの講習で、
作者ご本人から教わった作品。

予告したコンベンションの成果のひとつ。

もうベテランの域だと思うけど、
とても丁寧で分かりやすい講習。

時間配分も含めてさすが。

展開図折りしたら、
必ず入ってしまうような
折り線に気を遣いながらの講習。

その折り線が入ると入らないでは、
印象を大きく別にする。

最後の立体化もいい感じで、
きょとんと座った姿が可愛らしい。

折り図では伝わらないような
そんなニュアンスまで伝えようとしてくれる。

コンベンションならでは。

作例は17.5㎝の正方形(普通の折り紙)より。
24㎝位がいいかも。

紙の表と裏の色の違いで色分けがなされているので、
表裏同色の紙だとパンダにならない。


ちなみに、折り図も完成間近だとか。
探偵団マガジンでの発表か。

宮島作品の特徴でもあるけど折り紙的で
折りやすさも兼ね備えているので、
「パンダ」の定番になるかもしれない。

笠原邦彦氏の名作、パンダもどこなく髣髴とさせる。

悪魔1

悪魔2


作者:前川淳、悪魔。

四半世紀も前の作品だけど、
設計という概念を用いて
現代折り紙の世界を切り開いた記念碑的作品。

与えた影響は正に計り知れない。

背景にあるのは、
前川氏の最近の著書、「本格折り紙」。
(横にしてあるのは、背景を隠すため)

「本格折り紙」は重版され、
誤植も修正されるとのこと。

悪魔の折り図も収録。
折り図のない人にとって、
これだけでも価値があるのに、
初心者にもマニアにも楽しめる内容。
さすがは前川氏。


今や伝説の本となったけど、
「ビバ!おりがみ」の表紙を
赤い悪魔が飾っていた。

そのインパクトが余りに強く、
悪魔は赤じゃないとしっくりこない。

ティラノサウルスは赤でしか折れないという方がいるそうだけど、
悪魔に関しても赤でしか折れないという方がいても不思議じゃないし、
前者よりはありうるような気がする。

単色折紙で、「赤」が一番売れる理由もそこにある。
(もちろん、冗談ですが)


幼少時代に、ビバ!やトップに出会えていなければ、
この年齢まで折り紙を続けていなかったかもしれない。


作例は25㎝のルミネカラー。
ホイル紙のような紙質。

私は普段ホイル紙は使わないのだけど、
今年のコンベンションで配られた紙に入っていたので、
使わないのも勿体無くて折ってみることにした。

ちなみに普通の15㎝の折り紙で
破かずに綺麗に折るのは相当難しい。



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